“自動車整備士”というと“車のお医者さん”と言われている職業と言われているのは知っていますか?
日々私達が運転している車に安心して乗ることが出来るのは、自動車整備士が点検を行ってくれるからに違いありません。
そんな整備士達も乗用車から、大型トラック、特殊車輌、二輪車といろいろな種類の車輌を整備しております。
普通車の整備士は意外と身近に接することもあるのでは無いかと思いますが、大型車両のトラックを整備する整備士との接点はあまりないと思います。
そんな謎に満ちた整備士のプロ集団、トラック整備士達について、触媒買取専門のプロが調べてみましたので取り上げていこうと思います。
今回の記事の内容よりも、触媒買取について知りたいという方は下記の記事を読んでみてください。
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トラック整備工場で働く整備士とは?
トラックは普通の乗用車と違い車輌がとても大きいです。
車体が大きいぶん、使われている部品の数も多くなり、部品自体も精密な構造の部品がたくさんあります。
運用業ではおなじみのトラックは、普通乗用車に比べるとはるかに走行距離もでてくることから、エンジン等の重要な部分は国家資格をもった有資格者でないと整備ができません。
資格を持っていないものはエンジンオイル交換や板金等の限られた作業に限定されてしまいます。
そんな整備士を細かく分けると整備資格も4つに分類されており、資格区分によってできる作業が異なってきます。
自動車整備士の資格区分
国家資格区分 | 整備士資格区分 |
一級自動車整備士 | ・一級大型自動車整備士
・一級小型自動車整備士 ・一級二輪自動車整備士 |
二級自動車整備士 | ・二級ガソリン自動車整備士
・二級ジーゼル自動車整備士 ・二級自動車シャシ整備士 ・二級二輪自動車整備士 |
三級自動車整備士 | ・三級自動車シャシ整備士
・三級自動車ガソリン・エンジン整備士 ・三級自動車ジーゼル・エンジン整備士 ・三級二輪自動車整備士 |
特殊整備士 | ・自動車タイヤ整備士
・自動車電気装置整備士 ・自動車車体整備士 |
上記のような区分となっております。
ガソリン自動車整備士
ガソリン自動車整備士は、ガソリンエンジンで動く自動車を整備することができる資格で2級と3級があります。
3級はエンジン部分の基本的な整備のみ行なえます。
2級であると足回りやエンジンの分解整備を含むほとんど全ての整備を行えます。整備全般を単独で行おうと思うと2級は必須になります。
ディーゼル自動車整備士
ディーゼル自動車整備士は、ディーゼルエンジンで動く自動車を整備することができる資格です。
普通自動車、四輪・三輪の小型自動車、四輪・三輪の軽自動車の整備が対象になります。
自動車シャシ整備士
自動車シャシ整備士は、自動車のシャシ部分の整備を行うことができる資格です。
シャシとは車体(ボディ)とエンジンを除いた部分の総称をさしています。
二輪自動車整備士
二輪自動車整備士は二輪自動車(オートバイ)や原動機付自転車の整備が行える資格です。
3級は基本的な整備を、2級を取得すれば、二輪自動車の整備全般を単独で行えます。
特殊整備士
特殊整備士という資格は、自動車電気装置整備士、自動車車体整備士、自動車タイヤ整備士という3種類に分かれています。
限定的な整備に限った資格になりますが、技能レベルだと2級と同等といっても良いでしょう。
自動車タイヤ整備士はタイヤ専門の整備士です。実は平成12年を最後に国家試験は行われていません。
自動車電気装置整備士は電気回路を含んだ装置の点検・修理・整備を行います。
自動車車体整備士は自動車のフレーム及びボディ部分の点検・修理・整備などを行います。
一級整備資格について
自動車整備士の資格には2級、3級以外に、1級も存在します。
一級自動車整備士の種類は3種類となっていますが、実際には今日まで大型自動車と二輪自動車に関しては試験の実績がありません。
(2019年時点)
したがって、現在は1級自動車整備士の資格といえば1級小型自動車整備士のみを指すのが通例となっています。
トラック整備の基本的な業務
トラック整備の基本的なものとしては、車検と法定点検があります。
かなり基礎的なことですのでここで紹介しておきます。
車検はトラックだと1年毎に決められており、保安基準に適合しているかどうかを検査する業務になります。
法定点検は車が問題なく走行できるかどうかを確認するための作業になります。
また、点検・整備は運行前にドライバーが自身で行う作業になります。
日常点検整備と定期点検整備の2つに別れており、これらはトラックドライバーの義務となっております。
トラックの日常点検整備
日常点検整備は、ドライバーが自分自身で行うことのできる点検です。
この点検は、ドライバー自身が運転席に座る、エンジンルームをのぞく、自動車の状態を見たりすることによって、簡単に実施可能なものになっています。
トラックドライバーは一日一回、この点検整備を運行前に必ず行わなければなりません。
国土交通省のホームページに点検項目の例が掲載されていますので参考に見てみてください。
トラックの定期点検整備
定期点検整備は、一般的な構造・装置の自動車に関し標準的な使用を前提として、定期的に行う必要のある点検を定めたものです。
日常点検整備は常日頃から行う簡単な点検でありますが、定期点検整備は一定間隔ごとに行う、少し大がかりな点検整備です。
これも日常点検と同様にドライバーの義務となっていますが、専門的な知識・技術も必要なので、国の認証を受けた整備工場に依頼されることをお勧めします。
トラック整備士の仕事内容について
それでは、トラックの整備について取り上げていきましょう。
トラック整備士は21項目ある日常点検や、50項目ある3ヶ月点検、99項目の12ヶ月点検を行います。
トラックの部品は普通乗用車の部品に比べて大型でとても頑丈につくられています。そのため部品重量も重くトラック整備士はかなりの肉体労働であることにはかわりありません。
また、常に業務で使用する必要があるため、トラブル時の対応は早急に行う必要があります。
トラック整備士の具体的な業務は?
先程も紹介したようにトラック整備士の主な業務はメンテナンスになります。
メンテナンス内容は、タイヤの空気圧チェックから、50項目に及ぶ点検を行います。
普通乗用車に比べ、車体や部品が大きいため、点検にはそれなりに時間がかかってきます。
また、特殊な部品も多いため、専門的な知識や技術が必要となってもきます。
トラック整備士の仕事はきついか?
トラック整備士にとってきついとされてきたのは、職場環境からくるきつさがあります。夏は熱く冬は寒いということです。
しかし、最近だと冷暖房が聞いた作業場を準備したり、作業着に扇風機がついたりと、昔に比べるとかなり改善傾向にはあるようです。
トラック整備士の給与事情
それではトラック整備士の給与事情はどうなっているのでしょうか?
詳しく解説していきます。
トラック整備士の平均年収
当サイト調べになりますが、ディーラーのトラック整備士の平均年収は約450万円となっておりました。
整備士全体の平均が400万円程ですので、平均よりは高い傾向にあるといえます。
またトラック整備士は残業代もしっかりと稼げるようでして、残業代を稼ぐために残って仕事をやっている整備士も少なくないそうです。
実際に乗用車とは異なり、トラックを使う運送業界は日常生活には欠かせない職業のため、今回のようなコロナにも左右されることなく仕事があるということですね。
民間とディーラーの給与事情
同じトラック整備士でも先程紹介した、ディーラーと民間とでは若干の差は出てくるようです。
求人情報を見てみても、とあるディーラーの求人は月収21万~50万となっておりますが、一般整備工場だと15万~28万となっておりました。
民間のほうが安い様な気もします。
事業形態によるトラック整備士の働き方
最後にトラック整備士の事業形態による働き方の違いを案内します。
トラック整備士としての働き先は、大手ディーラー、自社整備工場、一般整備工場の3種類に大きく分けることができます。
大手ディーラー勤務のトラック整備士
大手ディーラーはトラックの販売に限らず、ディーラーで販売したトラックの定期的な整備が業務としてメインになってきます。
基本的には整備業務をどんどん行っていくと思って良いでしょう。
台数が多いぶん休憩時間も少なく、時間もタイトになってくるため、繁忙期は休むまもなく忙しいなんてこともあったりするかもしれません。
自社整備工場勤務のトラック整備士
運送会社の中に整備工場をもっているところもあります。
規模の大きい運送会社となると自社整備工場は非常に多いです。
自社のトラックに限定しているため、ディーラーほどの忙しさは無いようです。精神的にも余裕が持てそうですよね。
ただし、何か起きたときの責任は全て自分の工場にかかってくるため、気持ちは常にはった状態で仕事はしていることでしょう。
一般整備工場勤務のトラック整備士
一般整備工場で働く整備士もいます。
一般整備工場の場合はトラックに限らず普通車の整備も並行して行うことになります。
トラック限定したくない整備士は、一般整備工場のほうがあっているかもしれませんね。
しかしながら、両方をこなすため時期やタイミングによってはとても忙しいこともあるかもしれません。
まとめ
・トラック整備は2級資格から可能
・トラック整備士の主な業務は点検・整備
・ディーラー、自社工場、一般工場とで業務内容が微妙に異なる
・トラック整備士の平均年収はディーラーだと平均より高め
・運送業は現代では欠かせないため景気に左右されにくい側面もある
以上、今回はトラック整備士について簡単にまとめてみました。
もっと細かい業務内容や実際の業界の悩みについては、また別の記事で紹介していきたいと思います。
私達が生活するうえで欠かせない運送業界でトラックが活躍する背景には、トラック整備士たちの活躍があることをこの記事を読んだ皆様には感じていただけたと思います!
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